刃を研げ(道具を整えろ)
一日中、気を切っている木こりに、
「のこぎりの刃を研いだら、もっと楽に、早く木を切れるよ。」
木こりは、
「そんなことをしている時間がもったいない。木を切るのに忙しいんだ。」
効率はどちらがよいか?
仮に、木を切り続けて刃がボロボロののこぎりを使っているときの一日の仕事量を1とします。
平日5日間、5週間(約1ヶ月)、働いたときの仕事量の合計は、25 です。

一方、のこぎりの刃を研ぐと切れ味が良くなるので、1日の仕事量が4割増=1.4 になるとします。
そして、一日使ったのこぎりの刃は、だんだんと切れ味が悪くなるので、1日に仕事量が減る量が 0.1 ずつだとします。
毎週金曜日は、午前中は木を切り、午後を刃を研ぐ時間に当てます。
なので、金曜日の仕事量は 0.5 とします。
このとき、5週間の仕事量は、27.5 になります。
ボロボロののこぎりで仕事をした1ヶ月間より、仕事量が 10% 増えています。
実際は、刃を研ぐのに半日もかかりませんので、金曜日の仕事量はもう少し多くなるでしょう。

この試算がどこまで現実と合っているかは分かりませんが、感覚的には定期的に刃を研ぐことで、もっと仕事量を増やすことができるのではないかと思います。
刃を研いで待っている。
仕事がやってきてから刃を研ぐのではなく、いつ仕事が来ても良いように刃を研いで待っていよう。
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