スタッフの能力が足りない。
もっと高い能力があれば良いのに。
スタッフの能力を開発しないといけない。
と思ったことはありませんか?
スタッフの能力開発を考える前に、
振り返ってみる価値があることがあります。
それは、
「スタッフに能力を発揮できる環境を用意しているか?」
ということです。
"https://articles-prepare.5631.blog/?p=2051""https://articles-prepare.5631.blog/?p=3212"
どんなに能力があるスタッフでも、
その能力を発揮できる環境でなければ、
何の役にも立たないということです。
これからご紹介するのは、
結構有名なお話なので、
どこかで聞いたことがあるかもしれません。
しかし、とても大切な教訓を含むお話ですので、
知っていたとしても、復習を兼ねて読んでみてください。
「飼いならされた象」のお話です。
"https://articles-prepare.5631.blog/?p=595""https://articles-prepare.5631.blog/?p=593"
あなたのスタッフが、
この飼いならされた象のようになっていないか?
ということを。
もともとは、能力があるスタッフが、
(そう思ったから採用したのですよね)
その能力を発揮しようとしたことはなかったでしょうか?
そのときに、あなたはそれを歓迎したでしょうか?
「今は、そのときではない」
などと、能力を発揮するのを
妨げたりしたことはなかったでしょうか?
もしくは、せっかく発揮した能力を
見逃してしまったことはなかったでしょうか?
気付いてはいたけれど、何の評価もしなかった
ということがなかったでしょうか?
子象を大きな杭、太いロープで
逃げられないようにするみたいに。
もし、そのときに、能力があるスタッフが
「私が能力を発揮しても役に立たないんだ」
「私が能力を発揮する場はないんだ」
「私が能力を発揮しても喜ばれないんだ」
「私が能力を発揮しても評価されないんだ」
ということを学んでしまったとしたら。
二度と再び、能力を発揮しようとはしないでしょう。
子象が、杭とロープでつながれたら、
逃げられないんだ、と学んでしまって、
二度と逃げることにチャレンジしなくなってしまうように。
もし、このような状態になってしまっているとしたら、
能力開発をしたところで、その能力を発揮することもないでしょう。
新たな能力を開発することも大切です。
でも、その前に能力を発揮してもいいんだ。
という環境を改めて作ることも大切です。
チームを蘇生するというのは、
このようなことも含んでいるのです。