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最初は、「今ある問題がない」状態を目標にしても構いません。
そして、フィードバックループを回し始めたら、少しずつ目標を修正していきましょう。
理想的な目標は、肯定的な表現が良いでしょう。
「問題がない」状態は、否定的な表現です。
- 「遅刻しない」より、「時間を守る」
- 「ケンカのないチーム」より、「仲が良いチーム」
- 「ストレスがない」より、「リラックスできる」
というように、否定的な表現より、肯定的な表現が良いです。
脳科学的には、脳は否定形を理解できません。
- 「遅刻」を理解して、それを打ち消します。
- 「ケンカ」を理解して、それを打ち消します。
- 「ストレス」を理解して、それを打ち消します。
否定的な表現を理解するためには、
まず、肯定的にその状態を想像します。
すなわち「遅刻」「ケンカ」「ストレス」を想像します。
そのあとに想像したものを打ち消します。
試しに、こんなのはどうでしょう?
「あなたの背後から、ピンク色の象が
ズシン、ズシンと大地を揺らしながら、
パオーンと雄叫びを上げて、近づいてくることを想像しないでください。」
あなたの脳内で何が起きましたか?
書いてある通りのことではなくても、何かを想像してしまったのではないでしょうか?
そして、想像するということは、その状態に近づこうとするということです。
最近はやりの言い方をすると、引き寄せるということです。
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