4.5 「自己改善」の重要性
成功する人は、うまくいかないこと、満足できない状況を他者のせいにはしません。
常に、自分に問題がある、自分に責任があると考えています。
そして、自分を変えようとしています。それが成長につながっているのです。
自分が成長するから、うまくいかないことをうまくいくようにできるし、満足できない状況も満足できるような状況に変えることができるのです。
他者のせいにしないと言いましたが、他者とは、親や子供、先生、上司や部下、先輩や後輩、配偶者などの、他人だったり、政治や景気、学校、会社、などの環境であったりします。
他者のせいにしても、何の解決にもなりません。
原因が自分にあるのであれば、周りを変えても同じ結果が生まれます。
またまた、原因と結果の法則が出てきましたね。
自分を取り巻く環境は、自分自身の投影である。という言葉もあります。
自分が原因になって、自分を取り巻く環境という結果を作り出しているという意味です。
だから、自分を変えるのです。そうして成長するのです。
これは決して「自分を責める」こととは違います。
「自分を責めること」には何のメリットもありません。
お釈迦さまのお言葉で、
「過去と他人は変えられない。自分と未来は変えられる。」
というものがあります。
他者のせいにしたところで、他者を変えることは大変ですよね。
一方で、自分が変わるのはカンタンですね。自分が変わろうと思いさえすれば良いのですから。
変わるのにも二つあると思います。
- うまくいかないことをうまくいかせられるようになる。
- 満足できない状況を満足できる状況に変えられるようになる。
という変わり方と
- うまくいかないことをダメなことと受け容れる自分から、うまくいかないことを楽しんでしまう自分になる。
- 満足いかない状況を受け容れて、氣にしないような自分になる。
という変わり方。
すなわち、自分の器を大きくするという変わり方。
がある、と思います。
具体例を挙げるとすると、
「上司が口うるさくてイヤだ」
という状態があったとします。
これは一見、上司の問題と思ってしまいますよね。
でも、それでは他者のせい、上司のせいにしています。
「上司に口うるさくしないでください。」
と言って、変わってくれるのならばそれで良いのですが、そうはいかなそうですよね。
ここで、自分が変わることを考えてみましょう。
上司が口うるさい原因は自分にあるのではないか。
上司が望んでいる通りのことを自分ができていないから口うるさくいうのではないか。
では、上司が望んでいる通りのことができる自分になろう。
そのためにも、上司が何を望んでいるのかを理解するようにしよう。
もっと上司の話をキチンと聞くようにした方が良いのかもしれませんね。
このように変わることができると思います。
もう一つは、自分は上司を口うるさいと感じているけれど、そうは思わない人もいるのではないか。
口うるさく言っているのは、自分のためを思って言ってくれいているのだ、と思うと氣にならないかもしれない。
次からは、上司の言うことは自分のために言ってくれているのだと思って受け止めよう。
このように変わりこともできると思います。
最後に、もう一つ。
不満があるなら解決する。
解決できない、解決しないならば、不満を口にするのは辞める。
というのも忘れてはならないことです。
つまり、不満なことがあるのならば、自分が変わることで解決してしまえば良いのです。
そして、自分が変わることができない(問題を解決できない)、変わりたくない(問題を解決したくない)、と思うのならば、その不満を口にするのは辞めよう、ということです。
時々、電車の中でサラリーマンの会話を聞いてしまうことがあります。
上司の悪口を言っている。でも、それを解決するアクションを起こしてはいない。
起こそうとはしていない。ただ単に悪口を言っている。かっこ悪いですよね。
解決したいなら、何か行動を起こせば良いし、行動を起こさないのならば、悪口を言うのは辞めた方が良いと思うのですが。
あなたはどう思いますか?
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