問題解決の答えはどこにある？

コーチをしている人の間には、

「答えはクライアントの中にある」

という考え方があります。

私は、当初、このことを次のように考えていました。

「目標を達成したい、どうしたら良いか？」

というクライアントの課題に対して、

何をするか、という選択肢（＝答え）がすでに
クライアントの中にある

ということを言っていると思っていました。

確かに、すでにクライアントの中に答えがあって、
「その答えでいいんですよ」と背中を教えてもらいたい
ということもあります。

ただ、初めてチャレンジすることに対して、
具体的に何をしたら良いのか、
という答えを持ち合わせていないこともあります。

「答えはクライアントの中にある」

なんて、間違っているんじゃないか？
と思ったこともありました。

−−

後に分かったことは、

例えば、

「こんなことをしてみたらどうですか？」

と提案したときに、

「それ、やってみます！」

と、すぐにやってみるクライアントがいます。

一方で、

「うーん。分かりました。」

と、渋々な返事で、なかなかやらないクライアントが
います。

あ、なるほど、そういうことか、と思いました。

提案に対して、前者の反応は、
一致感、フィット感があるということになります。

後者は、一致感、フィット感がないということになります。

一致感、フィット感とは、

自分の感情と行動が一致、フィットしている
という感覚

自分の気持ちとこれからやろうとしていることが
一致、フィットしているという感覚

のことです。

この、一致感、フィット感を感じるセンサーが
クライアントの中にあって、

そのセンサーがちゃんと働いているということを

「答えはクライアントの中にある」

と言っているのだと分かったのです。

−−

ということなので、

私が提供するサポートプログラムは、
コーチングに近いのですが、
他のコーチとは違って、

アドバイスもするし、
ティーチングもするし、

という形になっています。

それでは、また。