20代=これから、どうにでもなれる可能性を持っている。
でも、その可能性を感じられないでいる。
みんなが就職するから、自分も就職する。
何に興味があるか? 何をやりたいか? 何ができるか? で選ぶ。
そもそも、何のために就職するのか? 何のために働くのか?
を考えないまま就職してしまうことがほとんど。
就職活動中に迷う。
自己分析をしたり、適正検査をしたり。
業界分析、先輩訪問、・・・
10年前の花形職業TOP10のうちの8割は今はない職業である。
10年後の花形職業TOP10のうちの8割は今はまだない職業かもしれない。
大事なのは、
- どんな仕事をするのか
- どんな職業に就くのか
- どんな会社に入るのか
の前に、
- どのように生きていきたいのか?
- どんな人生を送りたいのか?
- 人生の中で何を手に入れて、何を経験して、何者になりたいのか?
カーナビは、GPSで現在地が分かり、目的地を設定すると、目的地までのルートを教えてくれる。
現在地が分からなければ、ルートは示せない。
目的地を設定しないとルートは示せない。
目的地を決めないで、どのルートを進むのかを選ぼうとしている。どのルートが良いかにこだわっている。
自分の家から自分の住む街の役所に行くのに、飛行機に乗ることはない。
どんなに飛行機が高速で飛行できようが、自転車の方が早く着く。
どんなに飛行機が好きで、乗りたいからといっても、この場合は飛行機には乗らない方が懸命だ。
逆に、日本からアメリカに行きたいなら、車や鉄道だけでは辿り着けない。
飛行機に乗った方が早く着く。
飛行機が嫌いだからといっても飛行機に乗った方が懸命だ。(もちろん、船という選択肢もあるけれど、時間はかかる)
行き先を考えずに、とりあえず来たバスに乗り込んで、辿り着いた場所で、
「こんなところに来るはずじゃなかった」
と文句を言っても仕方がない。
学校卒業したら、就職して、・・・
同じ構図のような気がする。
高校卒業の18歳、大学卒業の22歳くらいで、世の中の仕事(職業)のホンの一部しか知らないのに、その中から選べという方が酷な話。
しかも、現代は、仕事(職業)を新たに作り出すことだってできる時代。
そんな中で、ホンの一部しか知らない選択肢の中から一つを選ぶのだから、そもそも無理があると思ったら良い。
そんな開き直りも必要なのでは?
今は、以前よりかは人材の流動化が進み、転職が珍しくない時代にもなっている。
自分にはどんな仕事が合うのか分からない。
どんな仕事が向いているのか分からない。
という相談を受ける。
いろんな仕事を100も200も経験してきた人が言うのなら、悩みも深刻だと思う。
しかし、ほとんどがアルバイトすらしたことがないか、していたとしても数種だけだったりする。
そもそも判断材料がないのだから、分からないのが当然である。
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