目標設定の方法について解説しておきましょう。
ご存知でしたら、おさらいということで再確認を。
最もよく知られている目標設定方法の1つである、
「SMART(スマート)ルール」
をご紹介しましょう。
S:Specific
具体的である。
M:Measurable
測定可能である。
A:Attainable,Achievable,Agreed upon
達成可能である。自分が同意(納得)している。
R:Relevant,Realistic
価値観と一致している。現実的である。
T:Time-sensitive
期限がある。
の頭文字を取ったものです。
この5つの要素が揃った
目標を設定することが大切だ
というものです。
この5つの要素が揃っていれば、
何をすれば良いのかも明確になりますし、
目標が達成できたのか、
どうかを判定することも容易になります。
」「
S:について
お金持ちになりたい。
お金持ちとは?
収入がたくさんってこと?
資産がたくさんってこと?
流動性のあるものがたくさんあるってこと?
流動性のない、原野や山や空き家でもいいの?
まずは、そこをはっきりさせよう。
そして、そうなったら、どうしたいのかを明らかにしよう。
」「
SMART(スマート)という語呂合わせのために、似た言葉があちこちに分散していますが、まとめると、
- 数値化して測定できるくらい具体的であること。
幸せになる、ではなく、幸せを感じるためには、何がどのくらい必要かを考え、測定できる数値として表現すると良い。 - 現実的で、達成可能であること。
例えば、収入を増やすという場合、1ヶ月で100倍にすることが現実的なのか?
1年でならば現実的なのか?
人間が道具なしで空を飛ぶのは、現実的ではありません。 - 自分自身と関係、関連があり、自分の価値観と合致していること。
○○さんから認められることというのは、どんなにあなたが結果を出したとしても、認めるか認めないかは○○さんに委ねられてしまっているので、好ましくはありません。
また、あなたの価値観にそぐわないことは、望ましくありません。 - 期限を決めること。
いつまでに、という期限を決めることが大切です。
−−
以上から分かるとおり、ゴール型の典型である、目標設定のルールの中に、
「自分の価値観に合致していること。」
というテーマ型の大切な部分も含まれています。
また、
「目標には期限を設定せよ。」
と言われることがありますが、そもそも期限が設定されていなければ、目標とは言えないのです。
−−
以前、
「私は目標設定の方法を間違えていたせいもあって、あまり目標を達成できませんでした」
と書きました。
SMARTルールは知っていて、使っていたのですが、うまくいっていなかったのです。
SMARTルールを正しく使えているか?
をチェックできる方法を次回紹介します。
それでは、また。
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