相関関係と因果関係を混同してはいけません。
相関関係とは
2つの事象に関連がある関係性のことです。
「Aが〇〇する」と「Bが□□する」が関連して起こることを言います。
因果関係とは
一方が原因となって、他方がその結果として起こる関係性のことです。
「Aが〇〇する」とそれが原因になって、「Bが□□する」が結果として起こることを言います。
なので、因果関係があれば、相関関係も成り立つことになります。
その逆である、相関関係があれば、因果関係がも成り立つとは必ずしも言えません。
以下、具体例を記述=ペンディング
例えば、
「Aが増えると、Bが増える。」
という関係性があるAとBについて、AとBには相関関係があると言えます。
AとBには因果関係があるかもしれないけれども、このことだけでは因果関係があるとは確定しません。
次のようなことを考えてみましょう。
「Xが減ると、Aが増える」と「Xが減ると、Bが増える」という因果関係がある。
このとき、Xの存在に気づいていないと、
「Aが増えると、Bが増える」ように見えることになります。
つまり、相関関係があることは分かります。
ただ、因果関係があるかどうかは分かりません。
」「
「Aが起きると、Bになって、Cになる。」という状況があったとき、
- 「Aが起きると、Bとになる。」
- 「Aが起きると、Cになる。」
の2つの因果関係が成立する。
一方、
「Bになると、Cになる。」
というのは、相関関係は成立するが、因果関係が成立するとは限らない。
別の見方をしてみましょう。
「怖いからできない」
という言葉を言ったり、聞いたりしたことがあると思います。
怖い(=理由)からできない(=結果)。
冷静に考えると、これって、おかしなことを言っていると思いませんか?
心情的には、良く分かります。
分かりますが、「怖い」は「できない」の理由にはなってないですよね。
- 「怖い」を否定しているのではないです。
- 「怖くない」と言いたいワケではありません。
- 「怖い」のは「怖い」。
でも、それと「できる」「できない」には、本来、因果関係はありません。
「怖いから、できない」のと同じように、「怖いけど、できる」も成り立つはずなのです。
"https://articles-prepare.5631.blog/?p=1089"これは、
ネガティブな「感情」は抑えよう。
ネガティブな「感情」はポジティブに切り替えよう。
ということを言っているのではありません。
「感情」を抑えてしまう必要はありません。
というより、抑えてはいけません。
「感情」を抑えてしまうと、後々、心の問題になりかねません。
また、「感情」を抑えた人には、魅力が感じられなくなってしまいます。
また、ネガティブな「感情」をポジティブに切り替える必要もありません。
ネガティブな「感情」はそのまま味わい切った方が良いのです。
味わわれなかった「感情」は繰り返し湧き上がってきてしまいます。
一度、十分に味わい切られた「感情」は昇華されます。
そして、一番大切なのは、
「感情」と「行動」は別ものである。
ということを知っていることです。
「感情」が本当に「行動」を制限する要因になっているのかを、冷静に観察してみることを試してみてはいかがでしょうか。
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